199日ぶり「ライト・鈴木」にマツダが沸いた!誠也 開幕へ視界良好

 「オープン戦、広島6-6ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)

 右くるぶし骨折からの復活を目指す広島・鈴木誠也外野手(23)が、ヤクルトとのオープン戦(マツダ)で「5番・右翼」で先発出場した。負傷した昨年8月23日・DeNA戦(横浜)以来、199日ぶりとなる守備に就いた。守備、走塁とも無難にこなし、3・30開幕へまた一歩前進した。

 若き主砲が「定位置」に戻ってきた。これまで6度の実戦は代打やDHで出場。代打本塁打も2本を放ち、バットでは存在感を示していたが、開幕まで1カ月を切り、いよいよ守備も解禁。「5番、ライト・鈴木」のコールに約2万5000人が詰めかけたマツダスタジアムが沸いた。

 二回の第1打席では中堅へ打ち上げた打球を山崎が見失い、ポトリと落ちる間に二塁に到達。三回の守備では右中間に飛んだ山崎の飛球を懸命に追いかけた。惜しくも届かず三塁打となり「あれは僕のポジショニングのミス。走者が一塁にいたので、引っ張ってくると思って右に寄った。普通のところに守っていれば捕れていた」と反省した。

 それでも199日ぶりの守備と走塁を無難にこなし、「初めてにしては良かった。走塁も普通に走ることができたし、守備もそんなに疲れなかった」と安堵(あんど)の表情。久々の守備は打撃にもいい影響を与えたようで「代打で出ていた時は打席ですごく緊張したけど、きょうは守備で緊張していたので、打席には緊張せずにすんなり入ることができた」と振り返った。

 一歩ずつ着実にステップを踏み、3・30開幕へ明るい光が見えてきた。「今はとにかくつまらないケガをしないように、しっかりとやっていきたい」。復活ロードは順調だ。

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