新井「今年も走る」 元気いっぱい、厄年だけど「関係ない」

 「広島春季キャンプ」(1日、日南)

 広島の春季キャンプがスタートした。1軍は宮崎県日南市の天福球場で、新井貴浩内野手(41)が元気にプロ20年目を踏み出した。

 超極寒の中、新井がプロ20年目のスタートを切った。朝の日南は気温5度。「寒いね。今までで、一番じゃないかな」。過去のキャンプを振り返っても記憶にないほどの悪天候に目を丸くしながら、41歳が元気いっぱいに動いた。

 「オフにいいトレーニングができた。いいパフォーマンスができるように、このキャンプでさらに追い込んでいけたらいいと思う」

 キャンプ初日は雨が降り続き、室内練習場で体を動かした。午前中は約80分間、野手全員でノックを受けて、軽快なグラブさばきを披露。大きな声でナインを鼓舞すると、今度は石原と共に“ランチ特打”を敢行。打撃の感覚を確かめるように計113スイングし、快音を響かせた。

 20年目という節目の1年を迎えたが「例年通り。自然体」とサラリと言う。キャンプのテーマも変わらない。「今年も走る。しっかり走る。体をいじめてやっていく」と繰り返した。早ければ2日にも、キャンプの風物詩である坂道ダッシュが見られそうだ。

 キャンプイン直前の1月30日には、41歳の誕生日を迎えた。厄年には災いが降りかかると言われるが、オフに12年連続で護摩行に挑む男は豪快に笑い飛ばす。

 「毎年、すごいことをやらせてもらっているだろう!前厄も本厄も人に言われて気づくぐらいだから。関係ないと思っているよ」

 練習の最後には、ウエートトレーニングでみっちり汗を流した。2018年もベテランは健在。岩国の“中村奨フィーバー”に負けない存在感を、新井サンが日南で放った。

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