緒方鯉、最下位中日に3連敗 「守り勝つ野球」取り戻せ 5月は敵地1勝8敗

 「中日7-4広島」(21日、ナゴヤドーム)

 広島が今季3度目の3連敗を喫した。同一カード3連敗は2度目で、5月のビジター成績は1勝8敗となった。先発・福井は初回に先制点を許すなど6回4失点。守備もミスが相次いだ。緒方孝市監督(48)は「守り勝つ野球」への原点回帰を宣言。本拠地マツダスタジアムに帰って、本来の野球を取り戻したい。

 昨季のリーグ王者らしからぬ姿だった。最下位・中日に敵地でまさかの3連敗。開幕前から掲げてきた「守り勝つ野球」を相手にされては、緒方監督の心中も穏やかではない。

 「もう一回、守り勝つ野球を。ピッチャーが打たれたどうこうではなく、守りをしっかりしないといけない。相手は守れていた。いいプレーの連続だった。それが結果になった」

 指揮官が何度も繰り返してきた「投手を中心とした守り勝つ野球」ができなかった。先発・福井は初回にいきなり失点。三回に打線が追いついても突き放される嫌な展開だった。ローテ生き残りを目指したマウンドは6回6安打4失点。チームの連敗を止められず無念さをにじませた。

 「チームの勝ちに貢献できなくて悔しい。チームがいい流れできていなかったので、自分で切りたい気持ちはありました。申し訳ない気持ちはあります」

 前日に続き、守備の乱れも相次いだ。五回だ。先頭・京田が左翼線二塁打、続く亀沢のバントは捕手の前に転がった。会沢は「タイミング的にアウトにできると思った」と三塁へ送球したが、判定はセーフ(記録は犠打野選)。大島の右犠飛で痛恨の1点を与えた。さらに亀沢の二盗にも会沢の二塁悪送球が重なって三塁進塁を許し、ビシエドの遊ゴロの間に4点目を献上。京田、亀沢は俊足。足攻で崩され、紙一重のプレーが裏目に出てしまった形だ。

 八回1死一、三塁でも、京田の打球を処理した安部は一塁ベースを踏むと、二塁へ悪送球。本塁に送球すれば三走の生還は防げたはずが、7点目を許した。安部は「判断ミスです。(複数ポジションは)言い訳にならない。同じことをしないようにしたい」と自分に言い聞かせた。

 ビジターの鯉党へ、勝利を届けられない。過酷な長距離移動を強いられる日程の影響か、5月は敵地で1勝8敗。高ヘッドコーチは「巡り合わせもある。日程は言い訳にならない。また広島に帰ってやり返したい」と締めた。23日からは今季初の2連戦。「守り勝つ野球」に原点回帰し、本拠地から立て直す。

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