「ウエスタン、ソフトバンク１－４広島」（２８日、タマホームスタジアム筑後）

　春季キャンプで右脇腹の違和感を訴えて出遅れていた広島・野間が、持ち味を存分に発揮した。「与えられたチャンスを無駄にしないようにしたい。自分は足でアピールしていかないといけないので、今日はよかったです」と納得の表情を浮かべた。

　九回無死一塁の場面での代走を告げられた。二盗を成功させ、メヒアの中飛で三塁にタッチアップ。そして美間の遊ゴロに反応。「ゴロになった瞬間に行こうと思っていました。ギャンブルスタートです」と快足を飛ばして本塁に生還し、貴重な追加点を奪った。

　足のスペシャリスト・赤松が胃がんからの復帰を目指す段階で、１軍の代走枠は未定。野間が走塁に磨きをかけ、その座をつかみにいく。