緒方監督と黒田&新井が広島市民賞授与式に出席
25年ぶりにリーグ優勝を達成した広島と黒田博樹投手(41)、新井貴浩内野手(39)が広島市から広島市民賞を受けることになり、4日、緒方孝市監督(47)とともにマツダスタジアムで授与式に出席した。
松井一実市長(63)は「心からうれしく思っています。緒方監督に就任2年目で優勝に導いていただいた。25年ぶりのリーグ優勝、本当にありがとうござます」とあいさつ。優勝とともに、黒田は7月に日米通算200勝を達成、新井は4月に通算2000安打に到達したことが、高く評価された。
同市長は「広島のカープの、輝かしい歴史を作っていただいた。広島市民、カープファンが心を躍らせて感動しました。目が離せない、負けてても必ず勝ってもらえた。広島の町作りの中心的存在でしたし、これからもそうあってほしい。市民を代表してお礼を申し上げたい」と続けた。
3人には表彰状と記念品が贈られた。緒方監督は「多くの広島市民に愛されて、ここまでともに歩んできた。この賞をいただき、光栄に思っています。選手も大変喜んでいます。明日の優勝パレードにも、大きな花を添えていただいた。この賞に恥じぬように、来年もチーム一丸となって頑張っていきたい」と感謝の言葉を述べた。
今季限りで現役を引退した黒田は「来シーズン、僕はいないんですが、ここにいる新井が頑張ってくれると思います。現役生活20年で最後のシーズンに優勝ができて、この賞をいただくことができた。20年間、頑張ってきてよかったな、という気持ちでいます」と笑顔で話した。
球団として初の受賞に、緒方監督は「本当にうれしく思っています。今シーズンはファンとともに戦い、ともに勝ち取ったリーグ優勝。選手、スタッフみんな、頑張ったかいがあったと、あらためて思います」とコメント。
新井は「みなさんのおかげで取らせていただいた市民賞。大変光栄です。ありがとうございました」と感謝の言葉で締めた。



