黒田が鯉の新人選手にエール「連覇に貢献する選手になって」
日本シリーズを最後に現役を引退する広島の黒田博樹投手(41)が20日、来季から加入する新人選手にエールを送った。自らはユニホームを脱ぐが「すごくいい球団。若い選手が活躍している。カープに入って来年、連覇に貢献する選手になってほしい」と期待を寄せた。
25年ぶりの栄冠を勝ち取った中心には、89年世代の野村、菊池、丸、田中がいた。今季は新井とともに「若手に引っ張ってもらった」と話す。新人選手が台頭すれば、より戦力に厚みが増す。黄金時代の到来が現実味を帯びてくる。
自身は逆指名で96年度ドラフト2位で入団した。今から20年前だ。「自分の名前が呼ばれるまで、そわそわしていた。小さい頃からの夢がかなう瞬間だった」。懐かしそうに当時を回顧した。
この日はマツダスタジアムでの全体練習に参加し、キャッチボールなどを行った。日本シリーズ開幕まであとわずか。すべてを出し切るために、調整を進めていく。