異例!カープCSへ青空決起集会じゃ 小窪選手会長発案マツダBBQ席

 広島が12日から始まるマツダCSファイナルSを前に、本拠地マツダスタジアム内で決起集会を行うことが5日、分かった。場所は普段は観客がバーベキューをしながら試合を観戦する、右翼ポール付近の「エバラ黄金の味 びっくりテラス」。ファン目線を感じながら、日本一への一丸ムードを作る。

 節目で開催する決起集会は、飲食店を貸し切って行うのが一般的。広島では2012年から3年連続で球宴休みなどを利用して球場のスタンドで決起集会を実施。シーズン中に和やかな雰囲気を作り、13、14年と2年連続でCS進出を決めた。今回は選手会長の小窪が発案。天井も仕切りもない空の下で、短期決戦への機運を高める。

 「今まではお店でやってきたけど、それだと個室が数部屋になってしまう。皆が顔を見られた方がいいと思ったし、いろんな話もできるので」。選手を代表した要望を球団も快諾。肉も大量に用意し首脳陣、選手全員で英気を養う。一丸野球で勝ち上がったチーム。結束力でCSも戦う。

 “青空決起集会”には、もう1つの意味もある。「マツダスタジアムでCSを戦う。グラウンドを眺めながらだと、気持ちもまた少し違うと思いますから。ファンの方の視線で見られるのも、貴重な機会なのでね」と小窪。いざ、32年ぶりの日本一へ。球団、選手、ファンの思いを一つにしてチームは決戦に向かう。

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