ジョンソン、野村に並んだハーラートップ12勝 虎キラー7回0封

 「阪神0-5広島」(16日、京セラドーム大阪)

 これが大黒柱の投球だ。走者を出したのは、初回と五回のみ。広島・ジョンソンがテンポよく7回を散発2安打、三塁を踏ませることなく無失点でチームメートの野村に並ぶハーラートップの12勝目を挙げた。

 「チーム一丸で勝った1勝。攻撃陣が点を取ってくれて、守備陣が守ってくれた。ブルペン陣も抑えた」

 7回を108球、1四球7三振を奪った。「全ての持ち球でストライクが取れた。何度かフルカウントになったけど、ゾーンに投げられた」と直球はもちろんカーブ、スライダー、チェンジアップの変化球をコーナーに投げ分けた。

 前回の9日・阪神戦では大量点に守られ11勝目を挙げたが、6回3失点、来日最多の130球を投げた。「甘い球は打ってくる」と苦しい投球を反省し、緩急をつけて封じた。これで阪神戦は昨年から9試合に登板し、6勝と相性抜群だ。

 野村との最多勝争いに「チームメートと争っていることはいいことだ」と大歓迎する。昨年も前田(現ドジャース)と争い、1勝差で敗れたが、チームが悲願の優勝をするためには左右の両腕が勝ち星を重ねることが近道となる。

 ビジターにもかかわらず赤いユニホームが目立った。「No.1のファンだと思っている」という左腕は、白星を重ねファンの期待に応えていく。

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