九里、“けんか投法”で勝利つかみ取る 3日に2カ月ぶり先発
広島の九里亜蓮投手(24)が1日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加。先発予定の3日のヤクルト戦(神宮)で、厳しく内角を攻める“けんか投法”で勝利をつかみ取ると誓った。中軸打者に気後れすることなく投げ込んでいく。
気迫を前面に押し出した投球が右腕の持ち味だ。山田やバレンティンら強打者との対戦には、さらに気合が入る。「内角球をどんどん使っていく。一球一球に気持ちを込めて投げていきたい」と意気込んだ。
150キロ超の直球や圧倒的な変化球があるわけではない。それでも今季、山田を6打数1安打、バレンティンを5打数無安打に封じているのは、外角一辺倒の投球になっていないからだ。「投球はけんかだと思っている」。打者の腰を引かせ優位に立つ構えだ。
6月2日のロッテ戦(QVC)で2回8失点して以来の先発は、ローテ入りをつかむ大きなチャンスだ。7月29日のDeNA戦(マツダ)では、中継ぎで2回を投げた。この日はブルペンで約60球を投げて最終調整。中4日での登板になるが疲れはない。
「ローテを外れて悔しかった。その気持ちを忘れずにやってきた。一人一人、しっかりと抑えていきたい」。荒ぶる闘志をむき出しにして、燕打線を斬る。





