キクマルでGに引導じゃ!連勝でM38点灯、2年前の借り返す

 広島の菊池涼介内野手(26)と丸佳浩外野手(27)が、巨人戦が降雨中止となった26日、宿敵への雪辱を誓った。巨人に1差に迫った2014年9月2日からの首位攻防3連戦で3連敗。自力優勝の可能性が消滅し、3位に終わった。「あの時の悔しさは忘れてない」。“キクマル”コンビが連勝で眼下の敵に引導を渡す。

 断続的に降る雨を眺めながら、最後まで臨戦態勢を整えていた。午後5時30分に降雨中止が決定。チームは岐阜から次なる決戦の地、大阪に向けてバスで移動した。笑顔の下に隠すリベンジの思い。菊池が、丸が、巨人戦への覚悟、一昨年の雪辱を口にした。

 「この3つが大事だと思ってやってきたので。今日は中止になったけど、明日、明後日でね。2つ勝って勢いに乗っていきたい」

 大雨に打たれながら、菊池が強い口調で語った。思い返したのは2014年シーズン。首位・巨人に1差で迎えた9月2日からの首位攻防3連戦。逆転Vを狙った決戦は、3連敗と返り討ちに遭った。野村、前田、福井で喫した敗北。福井は試合後、涙を流した。自力優勝の可能性が消滅し、3位に終わった苦い思い出がある。

 「悔しい思い出しかない」。菊池が顔をしかめると、丸も言った。「あの時の悔しさは忘れていません」。2年の時を経て、立場を逆にしての再戦。10ゲーム差はあるが、油断はない。98年には最大11・5差を引っ繰り返された「メークドラマ」を経験したチーム。チームリーダーの丸が気を引き締める。

 「(悔しさを)晴らしたい気持ちは当然ある。ただ、入れ込みすぎないように。明日の初戦をしっかり取れるように準備したい」

 首位を走るチームに2人の存在は欠かせない。丸は打率・283ながら、12本塁打、60打点と殊勲の一打が光る。菊池は同・312に加え、18犠打はリーグトップ。常識を越えたプレーで、守備でも幾多のピンチを救う。緒方監督も「石原、菊池と田中の二遊間に丸。センターラインが守備を固めてくれる」と好調の要因に挙げる。

 連勝なら28日に1991年以来の優勝マジック38が点灯する。丸は「全く意識してない。今まで通り」と平常心を強調するが、雪辱を果たす最高のシチュエーション。菊池が力を込める。「こういう状況にいるのはチームの力。全員でやって2つ勝ちたい」。一丸野球で宿敵に引導を渡す。舞台は大阪。主役は広島、キクマルだ。

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