菊池が逆転呼ん打!早くも7度目猛打賞

 「広島8-1ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)

 広島・菊池涼介内野手(26)が1点を追う三回、逆転の右越え2点適時二塁打を放った。二塁打3本で3打点を挙げる活躍。11連勝に導いた打のヒーローは、黒田とともに上がったお立ち台で「最高でーす!!」と声を張り上げた。

 大歓声を受けながら、菊池は右手を挙げて喜びを爆発させた。力投したレジェンドとともに上がったお立ち台。「黒田さんが必死に投げているので、何とかしたいと思い、思いっきりいこうと割り切っていきました。最高でーす!!」。打の殊勲者は後輩・鈴木の決めゼリフを借りて、声を張り上げた。

 0-1の三回だ。先頭・松山が右前打で出塁し、安打と四球で1死満塁とチャンスが広がった。2番手・徳山が投じた1ボールからの2球目。甘く入った真ん中直球をフルスイングすると、打球は右中間を切り裂いた。2点適時二塁打。試合をひっくり返す一撃で打線を奮い立たせた。

 五回にも2死から左中間へフェンス直撃の二塁打を放ち、八回には2死二塁からこの日3本目となる左翼線への適時二塁打でダメを押した。5打数3安打3打点。今季7度目の猛打賞で打線をけん引した。

 守備でもチームを盛り立てた。八回1死一、二塁のピンチで一塁・新井がはじいた打球に反応する。捕球すると即座に一塁へトス。「たまたま転がってきただけ。ヘーゲンズが(一塁ベースカバーに)走ってきたので、トスするしかないと思った」と堅実なプレーで失点を防いだ。

 32年ぶりの11連勝。「みんないい状態。ちょっとしたミスで崩れないようにしないといけない。普通がいいと思います」と勝って兜の緒を締めた。レジェンドが引っ張り、若武者が応えた夜。連勝街道を突っ走る鯉の勢いは止まらない。

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