広島のブラッド・エルドレッド内野手（３５）が１６日、出場選手登録を抹消された。球団はこの日、広島市内の病院で精密検査を受け「右大腿二頭筋挫傷」の診断されたことを発表。加療２～３週間で、明日１７日から３軍でリハビリ再開予定。これによって前半戦での復帰は厳しくなった。

　エルドレッドは１５日の西武戦（マツダ）の三回、三塁へ打球を放った直後に右太ももを痛めて負傷交代。試合後は病院へ行かずアイシングで治療していた。今季ここまで６６試合に出場。リーグ３位の打率・３１９、同２位タイの１６本塁打。開幕から首位を走るチームにとって、貴重な得点源となっていた。

　緒方監督は前日の試合後に「まずはケガを治すことに専念してほしい。焦ることなく１日でも早くグラウンドに戻ってきてほしい」と話していたが、チームにとっては大きな痛手となりそうだ。代わってエクトル・ルナ内野手（３６）が昇格。エルドレッドと同じく右太もも付近を痛めていたが、４月１７日に抹消されて以降２カ月ぶりの１軍復帰となる。