新井の2000本安打をチーム一丸で後押し

練習前「まさか あのアライさんが…。」と書かれたTシャツを着たナインらに出迎えられ、笑う広島・新井貴浩(上)=マツダスタジアム(撮影・吉澤敬太)
3枚

 広島が選手・首脳陣らチーム一丸で、残り4本となった新井貴浩内野手(39)の2000安打を後押しする。

 この日、阪神戦の試合前練習には、全員がおそろいのTシャツ姿で登場。裏方スタッフを含めて、チームの全関係者が着用した。胸に新井の顔が大きくプリントされ、「1歩ずつ大台への階段を登っています。(休憩をはさみながら)」の文字がレイアウトされた。

 また、背面は「まさかあのアライさんが…」の文字と、新井が膝から崩れ落ちるシルエット。黒田博樹投手(41)や選手会長の小窪哲也内野手(31)らが中心となって制作したとみられる。

 当日まで新井には隠されていたようで、サプライズな前祝い。練習開始前に全員が右翼付近に集まり、新井が少し遅れて登場。盛大な拍手で迎えられた新井は、初めてTシャツを見て驚いた様子で「頑張ります」と照れ笑いした。

 小窪選手会長が「昨日はやられましたが、やり返しましょう。新井さんの記録を勝利で祝いましょう」と掛け声を発して練習開始。残り4本。地元達成に向けて、まさに“一丸”サポートとなった。

 新井は練習後に取材対応。「全然知らなかったので、びっくりしました。センスいいな、と思います」と笑わせながら、チームメートの思いに感謝した。その上で「まだ実感はないですね。うれしいですし、なんとか自分も打てるように、勝てるように頑張りたい。きょうは勝ちたい」と気を引き締めた。

 また、球団は23日の阪神戦から2000安打達成まで、マツダスタジアム開催試合で「新井選手2000本安打応援ポスター」を配布することを発表した。1試合ごとに“変化”があり、毎試合の配布ごとにポスターに型取られた新井の手から、少しずつバットが離れていく。裏面には「おめでとう」の文字が書かれており、達成時に球場全体でお祝いできるようになっている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス