ドラ5西川 広島初プロ初安打が三塁打
「広島6-3DeNA」(27日、マツダスタジアム)
右中間を真っ二つに破った打球を見て、広島ドラフト5位・西川(王子)はギアを上げた。スピードを緩めず二塁を回ると、勢いよく三塁へ滑り込む。プロ初打席で放った三塁打。高いミート力と俊足を、詰めかけた3万584人に見せつけた。
八回の守備から途中出場。直後の第1打席で、小杉の高めに浮いた直球を振り抜いた。「積極的にいこうと思っていた。1本出て良かった」。新人選手でプロ初安打が三塁打になるのは、広島では1965年度から導入されたドラフト制以降初となった。
記念球は、この日スタンドから観戦した両親にプレゼントするという。「今後も試合終盤の守備固めから出て、打席は1打席あるかないか。そこで勝負していきたい」。少ないチャンスで結果を残していく。