「練習試合　オリックス－広島」（１４日、清武）

　対外試合初戦となった広島が初回、打者一巡の猛攻で５点を挙げた。練習生のバティスタ、メヒアが本塁打を放ち観衆をどよめかせた。

　まずは無死二塁から、復活を期す丸が左中間を破る適時二塁打。１ボール２ストライクからの５球目、外寄りの１３９キロ直球を狙った。右足を上げるなど、大幅に変更した打撃フォームで“初打席初タイムリー”。チームを勢いづけた。

　四球を挟んで無死一、二塁。ドミニカのカープアカデミー出身の練習生で、４番に座ったバティスタがパワーを見せる。１－１からの３球目、内角の１３９キロ直球を強振。完全に詰まらされながらも、左中間へ３ラン。さらに同様に練習生のメヒアは、ライナー性の打球で左翼スタンドに連弾。観客席からは驚きの声と、歓声に沸いた。

　練習生２人は春季キャンプで２軍スタートだったが、１２日の紅白戦に続き、この日が２度目の１軍合流。昇格即“驚弾”で一気に５点を奪った。