鯉の背番18は未来のエース候補に継承

 広島の松田元オーナー(64)が11日、広島からポスティングシステムで米大リーグ・ドジャースと8年契約を結んだ前田健太投手の背番号18を空き番にせず、継承していく考えを明かした。今秋ドラフトの目玉で最速156キロ右腕の田中正義投手(4年)=創価大=を筆頭に、将来のエース候補を獲得できた場合は惜しまず18番を用意する。

 古くは長谷川、近年では佐々岡、前田と続く「18」の系譜。同オーナーは会見の前に前田と会談。9年間の功績に「われわれにとって大切な番号。立派に継いでくれた」と労をねぎらった。

 近日中にスカウト会議を開く予定。現時点で1位指名は未定だが、「これから入る選手に。支えてくれる選手につけてほしい。田中とか」と18番を背負う理想像を掲げた。求めるのはエースとなるべき逸材。前田の後継者出現を願った。

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