磯村“古田式送球”学んで1軍定着だ

 広島・磯村嘉孝捕手(23)が14日、宮崎・日南秋季キャンプで“古田流”の送球に取り組んだ。ヤクルトで活躍した名捕手・古田敦也の投げ方を参考に、1軍定着を目指す。

 ボールを高く頭上に掲げてから投げ下ろす。これまでとは違う送球の形だ。植田バッテリーコーチは「磯村は肘の位置が低くて送球が安定しないところがある。古田と同じ形を試してみた」と説明。課題の送球面の克服に取り組んだ。

 この日の練習試合・西武戦(南郷)は雨天中止。会沢が指名打者で起用され、磯村がスタメンマスクをかぶる予定だった。今季まで2軍監督を務めた高ヘッドコーチは「打力はついてきた。石原、会沢に割って入って、1軍でスタメン出場してもいい実力がついてきた」と評価した。

 磯村は今季は2軍で正捕手を務め、打率・313をマーク。8月13日に1軍に昇格したが、1試合に途中出場しただけで、1打席も立たず9月3日に降格。磯村は「打撃よりも守備の方が重視される。来季は投手に信頼されるようにならないと」と誓いを新たにした。

 プロ5年間で1軍出場は6試合のみ。肩は決して弱くはない。“古田流”を課題の送球面改善のきっかけにして、来季は1軍定着を狙う。

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