栗原退団へ減額制限超える提示で

 広島は9日、栗原健太内野手が今季限りで退団する、と発表した。今季年俸3360万円(推定)から、野球協約で定められた減額制限(1億円以下は25%)を下回る金額を提示された栗原が、自由契約を申し入れ、球団が了承するという形になった。

 栗原は日大山形から99年度ドラフト3位で入団。通算成績は1026試合出場で1082安打、153本塁打、586打点。チームの低迷期に主軸を務め、08年には打率・332、23本塁打103打点をマークした。

 12年5月に右肘骨棘(こっきょく)除去手術を受けて以降、右肘の不調から打撃フォームを崩し低迷。14年、15年と1軍出場はなかった。昨年オフに3度目の手術を行った右肘の不安は解消されており「金額にかかわらず、出場機会を求め他球団をあたってみたい」という考えに至った。

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