マエケン「奇跡は信じた者に起こる」

 7回、ピンチを切り抜け、雄たけびを上げる広島・前田
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 「広島2-1中日」(2日、マツダスタジアム)

 4位・広島が5連勝。先発・前田の投打にわたる活躍でCS進出に望みをつなげた。

 三回1死二塁から先発投手の前田が左翼席へ1号2ランを運び2点を先制。投げては7回6安打1失点でハーラー単独トップの15勝目(8敗)を挙げた。八回は大瀬良がつなぎ、九回は中崎が抑えて29セーブ目(6敗)。前田はCS進出へ向けて「チームは勝っていくしかない。奇跡は信じた者に起きます。みんな一体となって戦います」などと高らかに誓った。

 2008年9月28日に最後の広島市民球場でホームランを打って以来7年ぶり。マツダスタジアムでは自身初となる本塁打を放った前田はヒーローインタビューで「皆さん、この前も言いましたけど、PL(学園)の4番でしたから」と笑顔で切り出した。

 そして、「きょうは打撃で勝利に貢献できて良かった。(前回の阪神戦の2塁打からチームは連勝)投げる時はランナーでも打席でもとにかく必死なのが勝利につながっている。ピッチングはランナーを出すことが多く、大地(大瀬良)翔太(中崎)に助けてもらいました。(15勝目は)自分一人の力じゃないので感謝したい」と話し、ホームでおなじみの直筆Tシャツをポケットから取り出して披露。今回はバットを持つ自身の姿が描かれ、「絵にスランプはありません」と語って笑いを誘った。

 中日は3連敗。0-2の七回、先頭・エルナンデスの右越え11号ソロで1点。先発・若松は8回8安打2失点と完投したが、4敗目(9勝)を喫した。

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