ナゴヤで鯉勝てない…今季1勝10敗

 「中日8-2広島」(19日、ナゴヤドーム)

 なぜだ…。初回に1点を先制しながら追加点が奪えない。連日の逆転負けで、広島は今季ナゴヤドームでは1勝10敗。忌まわしい数字を残し、同球場での今季最終戦を終えた。

 またも八木に屈した。1-0の三回2死一、二塁で鈴木誠が中飛。1-3の五回1死二塁では菊池と新井が凡退した。九回に1点を返したが、結局9安打止まりで、球団ワースト記録を更新する25試合連続1桁安打となった。

 2試合連続で無安打に終わった4番エルドレッドは「今日も昨日も初回には点を取った。その後が…ランナーは出るのだが」と首をかしげた。チームの八木との今季対戦は2勝4敗、対戦防御率1・13。「相手が一枚上だった。緩急でタイミングを外された」と首を振った。

 丸は八木から2安打を放ち、10試合ぶりの複数安打をマーク。「甘い球を仕留められた」と振り返った。一方で左腕の今季4勝全てが広島戦である現状については「八木というよりは、ナゴヤドームだと打線の雰囲気が重くなる」と表現。球場に対する苦手意識が、ナインに植え付けられている。

 中日戦はマツダスタジアムでの2試合を残すのみ。消化試合になっていないよう堪え忍び、最後に意地を見せたい。

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