新井、適時打のち走塁ミス…場内ため息

 「広島1-3DeNA」(7日、マツダ)

 球場に響いた歓喜の声は、すぐに悲鳴とため息に変わった。タイムリーのち走塁ミス。光と影を見た広島・新井は「自分の判断がよくなかった」と猛省し、連勝ストップの責任を一身に背負った。借金完済を誓って臨んだ一戦。5割の壁は高かった。

 問題の場面は0-2の四回。無死一塁で体勢を崩しながら放った打球は三塁線を抜ける。2試合連続打点となる適時二塁打で1点差。反撃ののろしを上げた。

 なお無死二塁と同点の好機。続くエルドレッドの打球は浅い飛球となり、センター方向へ。その打球が中前へ落ちると判断した新井は二塁からスタート。だが中堅関根に飛球を捕球され、三塁を回っていた新井は戻ることはできなかった。痛恨の走塁死。「自分としては落ちると思ったが、全然そうじゃなかった。判断ミス」と肩を落とした。

 石井三塁コーチは「俺も打った瞬間は、落ちるかなと思った」とかばった。その上で「早く同点に、という焦りもあった。ノーアウトだから、そこまで速い判断は必要なかったかな」と指摘した。

 攻守でミスが重なった。緒方監督は「ミスが出たら負ける」としながらも「攻めた中でのプレー。消極的なら許せないが、そうではない」と理解を示した。敗戦の中に見えた課題。今回の失敗を糧に、再び5割の壁に挑戦する。

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス