エルドV打!初回一気5点の猛攻呼んだ

 「広島7-1ヤクルト」(3日、マツダ)

 拍手喝采を、大きな背中いっぱいで受け止めた。初回、広島は打線がつながり一挙5得点。試合の主導権を手繰り寄せたのは、エルドレッドの左前2点適時打だ。

 「フォアボールでつながってきた最初のチャンス。むちゃ振りする必要はない。シングルヒットでいいと思った。軽くバットに当てることを意識したよ」

 丸、菊池、新井の3四球などで1死満塁。古野の高めに浮いたシュートを左前に運んだ。的確な状況判断から徹した軽打。それが6試合連続の先制点を生んだ。

 主砲の一振りで流れが来た。会沢、前田が連続適時打を放つなど、打者10人の猛攻だ。ヤクルトの戦意をそいだ5得点に、緒方監督は「初回の攻撃が(大きかった)ね」と目を細めた。

 活躍したい理由があった。妻・シンシアさんの父・グレッグさんが初めてマツダスタジアムで試合観戦した。「初来日なんだ。いい所を見せたかったんだよ」。義父にしっかりと勇姿を示し、表情を崩した。

 73試合目が終わり、シーズンは折り返し地点を過ぎた。「正直、みんな体は疲れていると思うよ」。それでも「全力で戦っていきたい」と力を込めた。首位・ヤクルトとは0・5ゲーム差。頂きに上り詰めるまで、アクセルは緩めない。

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