初回の攻撃止まらん!猛攻一気10得点

1回広島2死、中前打を放ち広島・玉木朋孝コーチと拳を合わせる広島・会沢翼(右)=マツダスタジアム(撮影・出月俊成)
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 「広島-巨人」(5日、マツダ)

 広島が初回、約40分の猛攻で一挙10得点を奪った。

 1死から菊池が左前打で出塁。丸の打席で二盗を決めると、四球を挟んで新井が決めた。杉内に対して、1ボール2ストライクからの4球目、中に甘く入ってきた125キロ、スライダーを見逃さなかった。

 ライナー性の打球は左翼線ぎりぎりに落ち、一気に2走者が生還して2点を先制した。さらに2死から梵も、2試合連続のタイムリー。鈴木誠にも2ランが飛び出すなど、初回から先発の前田を大量援護した。

 さらに打者一巡後、2死一、二塁から田中の中前適時打で追加点。菊池、丸も続き、四球を挟んで7者連続安打、打者14人の猛攻で、この回一気に10点を奪った。

 1イニングで2安打4打点の4番新井は「先発がマエケンだったので、とにかく先制点を取って主導権を握りたかった。(2本目は)点差はありましたが、集中して打席に入りました」と話した。

 前田は前回4月29日のDeNA戦(マツダ)でも、初回から5点の援護を受けて2勝目を挙げていた。前夜の巨人戦では九回1死満塁で、インフィールドフライ宣告後、野手がお見合いしてボールを落球する間に、三塁走者が本塁へ生還。劇的な今季初のサヨナラ勝ちで迎えた翌戦で、チームは勢いそのままに序盤から猛攻を仕掛けた。

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