ヤクルト 勝利寸前で追いつかれ引き分け 村上が今季初3戦連発8号 通算200号に王手
「ヤクルト7-7中日」(4日、神宮球場)
高津ヤクルトが2点リードを守り切れず引き分けた。九回から登板した木沢が細川に適時打、中田に同点の犠飛を許した。
猛打は止まらなかった。二回にサイスニードが3点を失ったが、直後だ。2死一塁からサイスニードが中前打でつないで、野手陣に闘魂注入。続く西川は「サイスニードが打って野手が打たないわけにはいかない」とバットを強く握り、左中間を切り裂く適時二塁打を放った。さらに丸山和が同点打、オスナが逆転打と続き、すぐさま逆転に成功した。さらに四回にはサンタナが適時打を放ち、貴重な追加点をもぎ取った。
打線が大きくつながりを見せる中、六回だ。西川が死球を受けて出塁すると、2死二塁からこの日3四球の村上が打席へ。フルカウントからの6球目をはじき返すと、本塁打を確信させる大きな飛球は右中間席へと一直線に伸びた。3試合連発でリーグ単独トップとなる8号2ランで、史上最年少200号へ王手をかけた。
投げては、来日4年目で初めて開幕投手を任されたサイスニードが5回6安打3失点。自身の安打や全力疾走など投球以外でも存在感を見せて勝利投手の権利をつかんだが、九回に木沢が打たれて今季初勝利は消えた。