巨人の山崎伊織投手（２５）が２２日、チームの連敗ストップを誓った。２３日の中日戦（ひたちなか）に先発予定で、１０勝した昨季、４度連敗を止めた“ストッパー”。「先制点を取られないことが一番大事」とテーマを掲げ、今季初の９連戦初戦でチームに流れを呼ぶ。

　甲子園、マツダと続いた鬼門６連戦は、３敗３分けと苦しい戦いだった。山崎伊は昨年７月に５連敗、８月に４連敗を止めるなど逆境に強い。「先頭打者を出さない、長打を打たれない、カウントを悪くしない。そうすれば先制点も防げると思う」と気を引き締める。

　この日は川崎市内のジャイアンツ球場で投手指名練習に参加した。ここまで３度の登板は全てビジター球場。鹿児島開催の９日・ヤクルト戦で勝利するなど、慣れない地方球場のマウンドも意に介さない。「自分のベストを尽くせるように」と山崎伊。連敗ストッパーがチームを再加速させる。