日本ハム・清宮 昇格即大仕事!サヨナラ呼んだ千金の二塁打 新庄監督ニンマリ「彼が打つと盛り上がる」
「日本ハム4-3ロッテ」(19日、エスコンフィールド)
鋭い打球が右翼線の芝で弾んだ。日本ハム・清宮幸太郎内野手(24)は二塁で大歓声を受けてガッツポーズ。同点で迎えた九回裏。最後は清宮の代走・中島が押し出し四球でサヨナラのホームを踏んだ。1軍昇格初戦で貴重な一打。「少しですけど貢献できて良かった」と振り返った。
それまでは五回無死一塁で併殺に倒れるなど、3打数無安打。「3打席が納得できる打席じゃなかったので、一つ出たのはよかったです」。遅れて迎えた“開幕戦”。素直に喜んだ。
二回2死の場面でちょっとしたミスも。ネクストバッターズサークルに誰もいない。少し遅れて清宮が照れ笑いを浮かべて小走りに現れた。「忘れていて。ネクストに入るの。(打順が)大悟さん(上川畑)の後だと思っていて」と苦笑い。「どうやって打とうか集中していたので。ぼーっとしていたわけではなく」と振り返った。
キャンプ直前に左足首を捻挫して、2軍帯同だった。新庄監督は「こっちに戻って来たいという集中力が見えた」と昇格を決めた。「やっぱり彼が打つと、球場全体が盛り上がる。たまに抜けていますけどね。しっかりチャンスを作ってくれましたね」と目を細めた。
今季2度目の連勝で貯金1。清宮は「そこに関しては、ここにいるみんなの力なので。本当に勢いを止めないように、逆にもっと僕が乗せるぐらいで。先頭に立っていきたいですね」と誓う。好調なチームを、さらに加速させる。