初登板の楽天ドラ1藤平、敗戦も先発の仕事果たす 梨田監督は「及第点」

初先発のマウンドで力投する藤平(撮影・飯室逸平)
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 「交流戦、阪神4-2楽天」(16日、甲子園球場)

 楽天のドラフト1位・藤平はプロ初登板初先発で、猛虎打線を相手に5回5安打2失点。敗戦投手となったが、先発投手としての仕事は果たした。

 甲子園デビューをつかんだドラ1右腕は、全力で腕を振った。「打たれても嶋さんのミットを目掛けて、今できる最高のパフォーマンスをしようと思ってマウンドへ上がりました」。二回に原口に先制2ランを許し、プロの洗礼を浴びたが、以降は、粘り強い投球でゲームメーク。「指に掛かったときの真っすぐは通用すると思ったが、1軍は空振りを取るカウントにさせてくれない」と、手応えと今後の課題を口にした。

 梨田監督は、ドラ1右腕の出来に「及第点を与えて良いと思う」と話し、交流戦明けの先発ローテ入りの可能性に「ある程度、使えるメドは立った」と評価した。視察した星野副会長は「まだ力の半分も出していない。数字だけ見たら良く見えるけど、私の中では50点」と、期待が大きいからこそ、あえてハッパを掛けた。

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