「ＤｅＮＡ６－４巨人」（２０日、横浜スタジアム）

　巨人はベテラン左腕の背信投球で再び勝率５割に逆戻りした。７日以来の登板となった内海が５回２／３を６失点。１軍登録即登板で４敗目を喫した。「力がないということです…」と肩を落とす左腕に、高橋監督は「先制点も四球（が起点）だったりとか。そういうところがもったいない」と怒りをにじませた。

　相手は筒香抜きの打線。だが、代役４番のロペスに一発を含む２安打３打点を許した。いずれも前打者の宮崎を歩かせての痛打。村田ヘッドコーチは「警戒すべきはロペスなのに、その前に四球を出してどうする」とまくし立て「１００勝している投手としてはさみしい。野球を知らないと言われても仕方がない」と一刀両断した。

　前夜は土壇場の九回に追いつき、延長の末の劇勝。この日も２点を先制された直後の二回に、安打→盗塁を３度繰り返す“足攻め”を絡め一挙４点。ペースを握っていただけに、痛恨の敗戦となった。傷心左腕は再び２軍での調整となり「（修正点は）全部ですね」と力なく球場を引き揚げた。