楽天・松井裕10S目 サヨナラ負けの屈辱1日で晴らす

 「日本ハム1-2楽天」(30日、札幌ドーム)

 やられたらやり返す。楽天・松井裕は闘志をみなぎらせていた。今季初失点し、サヨナラ負けを喫した前日。そのリベンジをすぐさま果たし、リーグトップタイの10セーブ目を挙げた。チームは4月を貯金11で締めくくった。

 「きょうやられたら意味がない。必ず抑える気持ちでマウンドに上がりました。翌日に取り返せて、気分的に楽になれましたね」。1日前につかまった中田、レアード、田中賢を12球で片付けた。

 チームはアクシデントが続いた。4月29日に嶋が腰痛で戦線離脱。そしてこの日は、細川が左ふくらはぎ痛で登録抹消された。2人のベテラン捕手がリタイアする緊急事態。だが、その危機を感じさせない試合運びを楽天バッテリーは見せた。

 岸が7回1失点と好投。2番手のドラフト5位・森原(新日鉄住金広畑)が八回を3人で抑え、守護神が最後を締めた。そして投手陣を必死にリードしたのが、スタメン出場した足立と、細川に代わって昇格したばかりの伊志嶺だった。

 「嶋さんから連絡をもらって、『俺が帰ってきたときに順位を落としていないように』といわれました」と明かした松井裕。「これからも接戦が多くなると思う。セーブ失敗のないように投げていきたい」。キャプテンとの約束は果たす。

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