DeNA久保4日間で1208球!ラミレス監督も仰天の“超速調整”

 DeNA・久保康友投手(36)が5日、2軍嘉手納キャンプのブルペンで267球の投げ込みをし、異例の“超ハイペース調整”を敢行した。

 淡々と黙々と腕を振った。まるでキャッチボールのようにテンポ良く、外角低めを中心に直球を投げ続けた。球筋、球の質、フォームなど全ての面で進化を目指す右腕は、「状態はいい」と充実の表情を浮かべた。

 後藤と並ぶチーム最年長だが、投げ込んだ球数は衝撃的だ。キャンプ初日から2日連続で200球以上、前日4日は514球を投げており、4日間の合計は1208球。視察したラミレス監督は「1200球を超えたことは、信じられない」と驚いた。

 久保は、1月16日付デイリースポーツの連載企画「高校野球 焦点 球数制限を考える」の中で「緊迫した場面で相手打者と勝負していく集中力、体力を考えれば練習で300球くらいは投げ込まないといけない」と語っている。その言葉通り“投げる哲学者”は、ブルペンで連日のように球数を重ねている。

 阪神からFA移籍3年目の昨季は5勝8敗に終わった。だが指揮官は「必ず必要とする時期がやってくる」と期待。完全復活を目指す久保は「自分の能力を上げ、成績を残さないといけない」と決意を込めた。

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