第８９回選抜高校野球大会（３月１０日抽選、１９日開幕・甲子園）の選考委員会が２７日、大阪市内で行われ、出場３２校が決定。高田商（奈良）は２３年ぶり３度目の出場が決まった。

　赤坂誠治監督が「月日の長さはひしひしと感じていた」と安堵（あんど）すれば、主将の大久保拓海外野手（２年）は「（出場は）結構ぎりぎりだといううわさをよく聞いていたので、ほっとした」と声を弾ませた。

　三浦育真内野手（２年）は、同校ＯＢで元ＤｅＮＡの三浦大輔氏の遠戚にあたり、実家近くに住んでいるという。「甲子園では大輔さんに特別な応援をしてもらいたい。出る機会は終盤が多いので、活躍してチームの雰囲気を変えたい」と鼻息を荒くした。