ロッテ・角中、独立リーグ出身選手初の1億円プレーヤー サブローから3番継承

 ロッテ・角中勝也外野手(29)は19日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、6100万増の1億4100万円でサインした。また、背番号も「61」から、引退したサブロー(大村三郎)が付けていた「3」になることも合わせて発表した。

 独立リーグ出身選手として、初の1億円プレーヤーの誕生だ。「いやあ、そのことは別に…」と半ば照れた角中だが、独立リーグ高知時代は、「多くて月給が12万円くらいだった」というから、“NPBドリーム”を鮮やかに実現した。

 さらに、ロッテの顔だった、サブローの後継者となった。自ら希望した背番号「3」に、「その重みは分かっているつもりです。その重みを感じながら、新しい3番を自分のものにしたい」と表情を引き締めた。

 143試合に出場して、打率・339で12年以来2度目の首位打者に輝き、178安打で初の最多安打のタイトルも獲得した。

 「ケガをしなかったのがよかった。自分の中では(体の)ケアをしたと思う。ほぼ毎日、マッサージを受けた」

 来季から岡田の後を受けて選手会長に就任する。「引っ張られたい方だが、引っ張らなければならない。とにかく全部に出たい。そして優勝したい」と力を込めた。林本部長は「その責任は重い。チームを背負っていく選手になってほしい」と熱い視線を送る。

 「(独立リーグには)感謝しています。NPBに出身者がもっともっと増えれば、盛り上がると思います」。「新生・角中」が2017年のロッテをけん引する。

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