大谷、WBC開幕戦・キューバ斬りだ! 難敵撃破へ小久保監督が検討

 「侍ジャパン強化試合、日本3-7メキシコ」(10日、東京ドーム)

 来年3月開催の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者が10日、東京ドームで行われる1次・2次ラウンドの対戦組み合わせを発表した。野球日本代表「侍ジャパン」は3月7日の開幕戦でキューバ代表との対戦が決定。日本ハム・大谷翔平投手(22)が“開幕投手”として有力視され、最強軍団との一戦で世界一奪還を懸けた激闘の幕が開く。

 初戦の相手が強敵・キューバに決まった。いきなり立ちはだかる難敵。小久保監督は気を引き締めた。「メジャーに行ってすぐ活躍できる選手が多い。とてもレベルの高い国」と警戒感を示した。

 指揮官は早速、ローテ編成に全力を注ぐ。「1戦目に向けての準備が大切になると思う」。1次ラウンド突破へ弾みをつけるためにも負けられない初戦。小久保監督はエース格にのし上がった大谷を先発で起用するプランを検討している。

 今回の強化試合は野手限定出場の“二刀流”だが、WBC本戦ではローテ投手としての役割も期待される。昨年、プレミア12の初戦で先発に指名された。宿敵・韓国相手に6回2安打無失点。10奪三振の快投で応えた。

 どこが相手であろうと抑え込む。キューバについて「身体能力が高いチーム」と警戒感を示したが、「どこが相手でもしっかりやれれば。やるからにはスタートから勝ちたい」と抑え込むイメージはできている。

 強化試合初戦は、八回2死二塁から代打で登場。メジャー通算502試合に登板し、69勝を挙げている左腕のペレスと対戦した。大歓声の中、変化球にバットが空を切って3球三振。「独特のフォームで捉えられなかった。代打の1打席でも1球で仕留めないと」。侍野手デビューは結果を残せず、次戦への反省とした。

 試合前にはドジャース・前田にあいさつした後、メキシコチームに帯同するドジャースのゴンザレスと記念撮影。Tシャツなどをもらうなど、国際舞台を楽しんだ。「勝ち抜いて、世界一を取るのが目標になる」。脚光を浴びる二刀流が、WBC世界一奪還へ初戦から流れを作る。

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