オリックスのテスト生・ジョージがバックスクリーン破壊弾 

 オリックスの秋季キャンプが1日、高知市東部野球場でスタート。テスト生として参加したBCリーグ・新潟のダリル・ジョージ内野手(23)が、フリー打撃でバックスクリーン上部のネームボードを破壊する特大の150メートル弾で首脳陣の度肝を抜いた。

 球場内に聞き慣れない破壊音が響いた。

 「ガシャン!」

 見ればバックスクリーン上部の6番打者の名前を示す部分に穴がポカリ。見ていた選手たちも思わず「うわぁ!」と声を上げた。打球の主はテスト生のジョージだった。

 中堅120メートルの高知市東部野球場。そのはるか先を直撃する推定150メートルの特大弾。球場関係者は「名前は覚えていないが、ダイエーの外国人が一度当てて修理したことがある。それ以来」と驚きの表情を見せた。

 ジョージは豪州出身で185センチ、98キロの右打者。2011年から14年までレイズ傘下で、昨年からBCリーグ・新潟でプレー。今季は63試合に出場し、打率・329、9本塁打、57打点、18盗塁の成績を残した。

 「バッティングが一番の売りだ」と話すジョージ。この日は二塁、遊撃でノックを受けて強肩も披露。「内野ならどこでもできる。外野用のグラブも持ってきた。やれと言われればどこでもやる」と必死にアピールした。

 思わぬ掘り出し物に福良監督は「力ありますね」と思わずニンマリ。糸井が阪神移籍となれば穴は大きいが、特大弾男がその穴を埋める!?

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