大谷やったぜ日本一 それでも進化続ける二刀流「技術的にもまだまだ」

 「日本シリーズ・第6戦、広島4-10日本ハム」(29日、マツダスタジアム)

 日本ハムが10-4で広島を下し、10年ぶり3度目(前身の東映時代を含む)のシリーズ制覇を果たした。栗山英樹監督(55)は就任1年目の2012年に続いて2度目の出場で初めて日本一に輝いた。大谷翔平投手(22)はプロ4年目で野球人生初の日本一。第6戦での出場機会はなかったが、第3戦でサヨナラ打を放つなど、シーズン同様の存在感を見せつけた。

 ついに夢がかなった。野球人生初めての日本一。大谷は胴上げ投手の谷元めがけて、マウンドへ突っ走った。歓喜の輪に入るとチームメートと力いっぱい抱き合った。

 「うれしいですね。最後まで勝ち抜いてシーズンを終わらせるのは、なかなかない経験なのでよかったです」

 当初予定では第6戦先発だった。第5戦に勝利したことで「2つのうち一つ勝てばいい」と栗山監督は方針転換。第7戦に変更した。中盤以降になり素振りルームで出番に備えた。同点の八回2死満塁。中田の打席でネクストバッターズサークルに大谷が姿を見せると、敵地に大歓声が湧き起こった。中田が押し出し四球を選んで勝ち越すと、ベンチへと戻った。大谷効果は威力絶大。6点を奪うビッグイニングとなり、勝負を決めた。

 プロ4年目で初出場の日本シリーズ。2連敗後の4連勝は二刀流大谷の打者での貢献があったからこそだ。今シリーズ前の全体練習初日、栗山監督から第1戦の先発を「頼むぞ」と短い言葉で告げられた。マウンドの硬さに苦慮し6回3失点で敗戦投手。「1戦目、取れなかったのは悔しい」。逆襲に燃える連敗後の札幌への移動日は休日にもかかわらず、寮内でエアロバイクをこいで、有酸素運動を行い、本拠地での戦いに備えた。第3戦。日本シリーズ自身初のサヨナラ安打を放ち大興奮。3連戦全試合で安打を放ち、本拠地3連勝に貢献した。

 全ては野球、今季の結果につなげるために追い込んできた。日本ハム選手、花巻東高時代のチームメートと食事に行くときもサプリメントのバッグを持参。お酒は飲まず、焼き肉も脂身は取らない。「24時間、野球につなげる行動をしているのは頭が下がる」。潜在能力の高さから結果はまだ褒めない栗山監督も、野球に対する姿勢は絶賛する。それでも大谷は言う。「技術的にも取り組み方もまだまだです」と発展途上を強調。進化を続ける二刀流は、成長の歩みを止めない。

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