大阪桐蔭が近畿大会へ、西谷監督「今の戦いでは勝ち抜けない」

 「秋季高校野球大阪大会・3位決定戦、大阪桐蔭12-5初芝立命館」(16日、舞洲ベースボールスタジアム)

 3年連続のセンバツ出場を目指す大阪桐蔭が、初芝立命館を八回コールドで下し、近畿大会への出場を決めた。西谷浩一監督(47)は「守りのミスもあるし、この大会を通じてまだまだ。ただ次につながったので、しっかりと頑張りたい」と語った。

 初回1死から連続失策で一、三塁のピンチを招くなど、トータルで3失策を犯した。他にも5点リードの場面で仕掛けてきたスクイズに対し、野選で打者走者を生かすなど守りの面で流れを呼び込めなかった。

 「今の戦いをしていたら近畿は勝ち抜けない。昨日(履正社戦)もそうですけど劣勢になったときに、新チームのもろさが出る」と指揮官。八回無死満塁のピンチでは1アウトごとに伝令を送った。「投手じゃなく、野手が積極的に守っていくことを確認した」とバックのメンタル面を強く意識させることで乗り切った。

 この試合のテーマに「苦しい中でどうできるか」と掲げていた西谷監督。「また近畿で一つ、勉強できれば。伸び代のあるチームなので」と更なる成長を期待した。

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