流通経大の155キロ右腕・生田目が11K完投星 ドラフト前に復活アピール
「東京新大学野球、流通経大2-1高千穂大」(10日、さいたま市川通公園野球場)
流通経大がサヨナラ勝ち。ドラフト上位候補の最速155キロ右腕・生田目(なばため)翼投手(4年・水戸工)が5安打1失点で完投勝利を挙げた。
昨秋に右肘を痛めて離脱。今春には右肩も痛め、先発は昨秋以来約1年ぶりだった。序盤は抜け球も多く、二回に適時打で先制を許す内容。しかし、尻上がりに調子を上げると、150キロを計測した直球に鋭いスライダーなどで11三振を奪い、チームを勝利に導いた。
ひさびさの先発完投に「やっと投げられたという安心感と、課題が残る内容だったというのがある。投げられたのはよかった」と笑顔。中道守監督も「序盤がダメなのは彼の真骨頂。後半は落ち着いていた」と、ジョーク混じりにエースの復活を喜んだ。