北海のイケメン・大西に大きな拍手が沸き起こる 岩手国体は1回戦でサヨナラ負け

試合後、ベンチ前に整列する北海・大西(手前から4人目)=岩手県営
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 「岩手国体・1回戦、木更津総合3-2北海」(2日、岩手県営野球場)

 今夏の甲子園で準優勝を果たした北海は、木更津総合にサヨナラ負けを喫した。エース・大西健斗投手(3年)は右肘痛の影響で代打のみの出場だったが、左中間2点二塁打を放ってスタンドから大きな拍手が沸き起こった。

 場面は二回2死一、三塁。9番・柴垣のところで「代打・大西」がコールされると、岩手の高校野球ファンから大きな拍手が沸き起こった。夏の話題をさらったイケメンは初球、「低めの直球を意識していた」と内角低めのストレートを完ぺきに捉えて左中間を真っ二つ。先制の2点二塁打に「甲子園でもあまり打てなかったので、今日打てたことは次のステップにつながるし、うれしかったです」と表情を緩める。

 痛めている右肘の影響で先発出場はできなかったが、1打席で存在感を見せつけた。甲子園後には北海道でフィーバーが沸き起こり、自宅や学校の練習場に女性ファンが詰めかける事態に発展した。送り迎えは両親が車のハンドルを握り、自身も「あまり外には出ないようにしていました」と言う。

 それでも「部長先生にサポートしていただいたり、今はだいぶ落ち着いてきました」と周囲へ感謝の言葉を口にした大西。今後は道外の大学で野球を続ける予定で「高校野球だったら甲子園。大学野球は神宮といった環境でプレーできるように、一生懸命頑張りたい。人としてしっかり成長したいと思っています」とさわやかに、高校生活最後の試合を締めくくった。

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