東海大甲府の野球部員がお手柄…窃盗犯を捕まえる
日本高野連は28日、東海大甲府ならびに市尼崎の野球部員が行った善行に対し、同校に表彰状と記念品のボール1ダースを贈呈することを決定した。
東海大甲府は9月11日午前0時頃、甲府市内の路上で、容疑者の男が、酒に酔って寝ていた50代男性のポケットから財布を抜き取り、現金を奪って逃走する場面を現場近くの寮から3年生の野球部員が目撃した。
すぐさまチームメートに声をかけ、犯人を追跡する生徒、警察に通報する生徒、酔った男性の介抱をする生徒に役割を分担。追跡した生徒は現場から400メートル離れたところで自転車を置いて逃げようとする容疑者を全力で追った。最終的に容疑者を確保し、警察へ引き渡した。
夏の大会を終えてすでに引退していた3年生部員5人は、所轄の警察署から感謝状が贈られたという。
市尼崎は新チーム発足直後の8月14日、練習帰りの2年生部員が尼崎市内の遮断機が下りた踏切で、60代男性が自転車ごと倒れて動けなくなっているところを、近くにいた30代男性と協力して救出。この事案に関しても、所轄の警察署から感謝状が贈られている。