ハム大谷自賛12号「完璧でした」31日は先発回避が濃厚

 「日本ハム4-6ソフトバンク」(29日、札幌ドーム)

 九回、一打同点のチャンスで日本ハム・大谷翔平投手は声を張り上げ、ベンチで声援を送ったが、祈りは通じなかった。12号ソロを含む3安打猛打賞の活躍も、大事なソフトバンク3連戦初戦で痛い黒星を喫した。

 13年8月以来4日連続野手出場も疲れを見せずに打線を鼓舞した。四回、得意の広角打法で外角直球を振り抜き左翼スタンドへ。「感触もよかった。完璧でした」。九回には先頭でサファテの直球を振り抜き、右中間へ。14年4月16日以来、通算3度目の三塁打で反撃の起点となり「いい感じでいけてるんじゃないかと思います。明日以降につながると思う」と振り返った。

 首位決戦残り2試合は打者として臨むことになりそうだ。右手中指のまめをつぶした影響で後半戦は24日に中継ぎで1回を投げただけ。状態が上がってこないこともあり、当初予定していた31日の先発は回避が濃厚だ。

 「(指は)だいぶいいとしか言えません。投げられないことを考えてもしようがない。できることをしっかりやれれば」と大谷。好調な打棒で残り2試合を勝利に導く。

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