岡山・創志学園が春夏連続甲子園に王手 150キロ右腕、高田が8回1失点

 「高校野球岡山大会・準決勝、創志学園7-1おかやま山陽」(24日、倉敷マスカットスタジアム)

 創志学園が快勝し、2年連続で決勝に進出した。先発したドラフト上位候補のエース・高田萌生投手(3年)は、最速150キロを計測して8回6安打1失点で完投。昨夏、まさかの逆転負けを喫した決勝へ「自信はあります」と力を込めた。

 立ち上がりからボールがばらついた。それでも相手が直球狙いで来ていることを察知すると、すぐさまスライダー中心の組み立てに変更。力を7~8割程度に抑え、丁寧にコーナーを突いた。

 八回に犠飛で1点を失い、今大会初めての自責点がついたが、後続をきっちりと打ち取った高田。29回を投げて自責1、防御率は0・31と圧倒的な数字を残している。

 ネット裏では阪神、巨人、ソフトバンクなど9球団19人のスカウトが視察。「1年前と疲労度は全然違います。センバツでは1勝しかできなかった。夏も甲子園に行って、最後まで勝ち抜きたい」と絶対的なエースは力を込めた。

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