「日本ハム９－３楽天」（２０日、帯広の森野球場）

　楽天が１点リードした直後の五回裏、日本ハム・大谷の一発で万事休した。

　同点に追いつかれなおも２死一、三塁、先発のブリガムはここまで大谷を２打席連続で空振り三振に抑えていたが、内角への直球が甘く入り、３ランを被弾。ブリガムは「自分のこれまでのキャリアの中でも、ここまで苦しい結果は初めてかもしれない」とうなだれた。梨田監督は「前の打席まで（大谷と）タイミングが合っていなかったから代える気はなかった。もう少し厳しく攻めるべきだった」と唇をかんだ。

　１点リードで迎えたこの回、１死三塁で三本間の挟殺プレーが長引いた間に、打者走者・田中賢が三進。なおも陽に四球を与え、続く中田に同点適時打を浴び、相手に流れを手放した。