日本ハムついに止まった16連勝ならず 中田お目覚め150号も空砲
「オリックス4-3日本ハム」(12日、京セラドーム大阪)
日本ハムの驚異的な進撃がついに止まった。1点を追う九回2死一、三塁。大谷が投ゴロに倒れ万事休す。6月18日・中日戦以来の黒星で連勝は15でストップし、栗山監督は「内容的に悪くなかったけど。僕の能力が足りなかった」と淡々と振り返った。
主砲の一発が空砲に終わった。連勝中、50打数9安打、打率・180、0本塁打と打撃不振だった中田が、一時は逆転となる本塁打を放った。1-2の五回2死一塁、西のシュートを右中間へ豪快弾。6月15日・DeNA戦以来、71打席ぶりの本塁打は通算150号となった。
長いトンネルを抜ける目覚めの一発後、押せ押せムードになるかと思いきや、六回以降は打線が無安打と沈黙。中田は「(記録は)どうでもいいよ。連勝はいつか止まるものだけど、チームが勝てなかったね」とぶ然とした表情で振り返った。
大谷の先発試合から始まった大型連勝は、大谷が最後の打者となって幕を閉じた。投手に専念した10日・ロッテ戦から中1日。「3番・指名打者」で元気に出場し、1安打1四球の二刀流は「結果があれなんで…」と唇をかんだ。
前半戦ラストは斎藤佑を先発に立てる。「負けた後が大事。しっかりとやっていく」と栗山監督。ソフトバンク追走の火を消さないためにも、また新たな連勝街道を作る。