ロッテ・唐川 初登板初先発7回2失点

 「ロッテ0-5オリックス」(6日、QVCマリンフィールド)

 ロッテ・唐川に笑顔こそなかったが、言葉の端々に自信がのぞいた。「(秋から)ずっとやってきたことを出せたかな。手応えはあった」。今季33試合目にして巡ってきた初登板初先発で7回を被安打5で2失点。結果を出したが、打線の援護が得られず、黒星が付いた。

 それでも伊東監督が「久しぶりに見た」というように、MAX146キロを計測し、140キロ中盤の速球を連発した。打者に向かっていく姿勢があった。

 今キャンプは2軍暮らしだった。右腕を下げたフォームを試したり、体の使い方を徹底的に研究。体重も昨年の同時期と比べ5キロ増の85キロとなり、ボールの威力も増した。「見事な投球だった。ボールの切れ、コントロール、そして間合いと十分期待できる」と指揮官。首位戦線で粘るロッテに頼もしい男が戻って来た。

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