中日・小熊 打球直撃で緊急降板…抹消へ
「中日0-1阪神」(5日、ナゴヤドーム)
どよめきと悲鳴が交錯する。中日の先発の小熊が、マウンドにうずくまる。四回2死。原口の強烈なライナーをよけきれず、とっさに出した右腕に直撃。駆け付けた内野陣と近藤投手コーチに「大丈夫です」と口にしたが、ベンチに下がってすぐ交代が告げられた。
応急処置とアイシングの後、試合中に名古屋市内の病院に向かい、エックス線やMRI検査を受け、打撲と診断された。骨折でなかったのはせめてもの救いだが、報告を受けた森ヘッドコーチは「(全治は)分からない。投げられないんだから抹消」と説明。6日に出場選手登録を抹消することが決定した。
小熊の離脱で先発ローテーションの再編が迫られる緊急事態。チームは勝率5割に戻り、4位に転落した。