DeNA梶谷 ビデオ判定“足スト”

 「DeNA4-2ヤクルト」(5日、横浜スタジアム)

 ビデオ判定が勝利への追い風になった。初回、1点を先制し、なお1死一、三塁。三走・梶谷は石川が一塁へけん制球を投じた瞬間にスタート。ホームへ頭から突っ込んだ。判定はアウト。だがリプレー検証の結果、判定は覆った。異例の“逆転判決”にラミレス監督は「大きい得点だったと思う」と笑った。

 梶谷はこの直前に三盗に成功。「初めて」という本盗も確信を持ってのスタートだった。「一塁走者がロペス。速いけん制はない。手からいけばセーフになる」。確信とは異なる当初の判定だったが「(球審に)『セーフじゃないすか』と言ったら『ちょっと見てくるわ』と」と声を弾ませ舞台裏を明かした。

 この回、2度目のビデオ判定だった。1回目は1死三塁から梶谷の二ゴロで三走・関根が本塁突入。判定はセーフで、リプレー検証の結果もセーフ。2度とも自軍に味方した。開幕ダッシュに大失敗し、この勝利が今季2度目のカード勝ち越し。「チーム一丸で戦えた」と指揮官。反攻へ流れが傾いてきた。

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