由伸G首位陥落…高木また投手に被安打
「ヤクルト11-2巨人」(1日、神宮球場)
暗雲が立ちこめた。苦手の神宮で高木ら投手陣が崩壊し、巨人は11失点の惨敗。3連敗、3タテはいずれも今季初の屈辱となり、首位から陥落した。高橋監督は「見ての通り。同じような打者ばかりに打たれている」と、怒りをにじませた。
先発の高木が、二回に“悪癖”を露呈。1点を返され、なお2死一、三塁で原樹に左中間へ適時二塁打を打たれ、逆転を許した。これで登板4試合連続で投手に被安打。その全てが失点に絡んでおり、高木は「監督、コーチ、ファンの皆さんの期待を裏切ってしまった」と落胆した。
チーム事情も、高木に重圧をかけた。先発のコマ不足から、高木はプロ初の中4日での登板。指揮官は「それ(中4日)ができないんだったら、先発できないんじゃないですか」と一蹴したが、苦しい状況であることは間違いない。
3日からは本拠地に戻り、首位・広島との3連戦に臨む。指揮官は「どこに行こうがやることは変わらない」と語ったが、相手は打撃絶好調。ますます不安は募る。