オリ“モレル男爵”4番アピール弾
「練習試合、オリックス4-5楽天」(28日、清武)
オリックスの新外国人選手、ブレント・モレル内野手(28)=前アスレチックス=は「3番・指名打者」で出場。初回に塩見からバックスクリーン右へ運ぶ豪快な一発を放った。
三回の第2打席は見逃し三振に倒れたが、実戦は6打数5安打3打点、1本塁打2盗塁の大暴れ。それでも自らを「おとなしいタイプ」という助っ人はわずかにほほえんだだけ。「もちろん気持ちはいいけど、ホームランを狙って打つことはないよ。結果が出てるのはラッキーな部分もあるからね」と白い歯を見せることなく静かに語った。
福良監督は「いい打者ですよ。結果も出してくれて。4番?もう少し考えたい」と高評価しつつも4番指名には慎重な姿勢を示した。たっぷりとたくわえたヒゲと決して騒がず、感情をあらわにすることもない姿は男爵を連想させる。モレル“男爵”が4番指名を受ける日はそう遠くないかもしれない。