清宮、4番復帰で“怪物対決”に勝つ!

 野球のU-18日本代表は2日、スーパーラウンド初戦のカナダ戦(3日・舞洲)に備え、大阪市内で2時間の練習を行った。左膝の違和感で1日のメキシコ戦を欠場した早実・清宮幸太郎内野手(1年)も通常メニューを消化。西谷浩一監督(45)が4番復帰のポイントに精神面の成長を挙げたことを受け、『真の4番』に脱皮してカナダ戦に出場し、チームの勝利に貢献することを誓った。

 訪れた試練を無駄にはしない。清宮はメキシコ戦の欠場を前向きにとらえた。左膝については「問題ない。大丈夫です」と回復を強調。「いろんなところの疲れが取れた」との言葉通り、フリー打撃では79スイングでチーム最多の5本の柵越えを放った。

 動きを見守った西谷監督は「気持ちと体の充実」を4番復帰の条件に挙げた。体はOK。指揮官が重視するのは心、すなわち主砲としての振る舞いだ。

 この日の打撃練習でも納得できないと「あ~っ、もう!!」と声をあげていら立つ16歳に「中軸を打つなら、そこらへんをしっかりしないと」と苦言を呈した。もちろん、それも「清宮が4番を打った方がしっくりくる」という期待の表れだ。

 報道陣から西谷監督の言葉を伝え聞いた清宮は、即座に「気を付けます」と反省。その上で「期待していただいて感謝している。一から見つめ直すというか正して、試合に臨めれば」と『真の4番』への成長を誓った。

 復帰がかなえば、楽しみな対決も待つ。カナダの4番・ネイラーは、マーリンズからドラフト1巡目指名された大砲。今大会2本塁打を放っている。開幕日に一緒に写真を撮った際には「本当に16歳か!?」と驚かれたという清宮。スタメン復帰、そして“怪物4番対決”へ「負けたくないですね」と闘志を燃やした。

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