PL学園1回戦敗退…無念サヨナラ負け
「秋季高校野球大阪大会、汎愛8-6PL学園」(29日、久宝寺球場)
秋季高校野球大阪大会が29日、久宝寺球場などで行われ、1回戦で存続問題に揺れるPL学園が汎愛にサヨナラ負けを喫した。2年生のみのベンチ入りメンバー11人で目指したセンバツ出場は絶望となった。
「先輩たちに申し訳ない。夏こそはこのユニホームで頂点に立ちたい」と泣き崩れた梅田翔大主将(2年)。七回途中からマウンドに上がり、九回、そして延長十一回とリードを守り抜けなかった。最後は1死一、二塁から逆転サヨナラ3ランを被弾。それでも草野監督は「これが精いっぱい。選手たちはよく頑張ったと思います」とかばう。
2年生11人だけの新チーム。ボールボーイも出せず、選手たちがファウルボールを追った。五回終了後のグラウンド整備は試合に出てる選手もトンボを持って土をならした。
センバツがかかる秋季大阪大会でPL学園が公立校を相手に初戦敗退するのは史上初。来年度の新入部員について「問い合わせがある分はお断りしています」と草野監督。“PLイレブン”には厳しい冬になりそうだ。